睡眠アプリで眠りを可視化!活用法・メリット・デメリットを解説

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睡眠アプリの活用方法・メリット・デメリットとは?とは?

はじめに

「自分の睡眠がどのくらい深いのか知りたい」―そんな疑問に応えてくれるのが*睡眠アプリ(睡眠トラッカー)です。
先日のブログテクノロジーと睡眠~デジタル社会で快眠を守るでも簡単に紹介しましたが、スマートフォンを枕元に置いたり、スマートウォッチを装着したりするだけで、眠りの深さや中途覚醒の有無をデータ化してくれる便利なツール。
近年は健康志向の高まりとともに利用者が増え、ライフログのひとつとして注目されていますが、実際の活用方法としてはどんなものがあり、そんなメリットがあるのでしょうか?また、使用する上で、注意しなければいけないことやデメリットはあるのでしょうか?
本記事では、睡眠アプリの活用方法、使用によるメリット・デメリットについて解説したいと思います。

1. 睡眠アプリ(睡眠トラッカー)とは?

睡眠アプリは、スマホやウェアラブルデバイスに搭載された加速度センサー・マイク・心拍計などを用いて睡眠を分析するツールです。
代表的な測定内容は以下の通りです。
● 就寝時間・起床時間
● 総睡眠時間
● 浅い眠りと深い眠り(レム睡眠・ノンレム睡眠)の割合
● 夜中の中途覚醒の有無
● 心拍数・呼吸パターン(ウェアラブルの場合)
代表的なアプリには「Sleep Cycle」「Pillow」「AutoSleep」などがあり、Apple WatchやFitbit、Oura Ringといったウェアラブルとの連携も広がっています。

2. 睡眠アプリの活用方法

2-1. 睡眠習慣の記録
アプリを継続的に利用することで、自分の平均睡眠時間や生活リズムが可視化されます。
「週末に寝だめをしている」「夜中に何度も目が覚めている」といったパターンが浮き彫りになり、改善点を見つけやすくなります。
2-2. スマートアラーム機能
多くのアプリには「眠りの浅いタイミングで起こしてくれるアラーム機能」が搭載されています。
これにより、目覚めのだるさを軽減し、すっきり起きやすくなります。
2-3. データを元にした生活改善
「夜遅くまでスマホを使った日は深い眠りが少ない」など、データと行動を結びつけて振り返ることができます。
これにより、自分に合った快眠習慣を見つけやすくなります。

3. 睡眠アプリを使うメリット

3-1. 自分の睡眠を客観的に把握できる
「眠った気がしない」という感覚的な不安を、データで裏付けできる点は大きなメリットです。
3-2. 睡眠改善のモチベーションになる
毎日のグラフやスコアが見えることで「もっと早く寝てみよう」「夜中に目覚めないよう工夫しよう」と意識づけができます。
3-3. 健康管理や医師相談の参考に
長期間の記録は、医師に相談する際の参考データとしても活用できます。不眠傾向の有無や生活リズムの乱れを説明しやすくなります。

4. 睡眠アプリのデメリット・注意点

4-1. 精度には限界がある
アプリの計測は、医療機関で行う「ポリソムノグラフィー(睡眠ポリグラフ検査)」ほど正確ではありません。
睡眠段階(レム睡眠・ノンレム睡眠)の判定はあくまで目安です。
4-2. データにとらわれすぎるリスク
「スコアが悪いから眠れていないのでは」と不安になり、かえって眠れなくなる「オブセッショナル・スリープ(睡眠強迫)」に陥る可能性があります。
4-3. スマホ使用が逆効果になる場合も
枕元にスマホを置くことで通知やブルーライトの影響を受け、かえって眠りを妨げることもあります。

賢く活用するためのポイントとして、
● データは「目安」として利用し、過度に気にしない
● グラフを毎日確認するのではなく、1週間単位で習慣を見直す
● 睡眠に不安が強い場合は自己判断せず、医師の診断を受ける
ことを心がけましょう。

まとめ

睡眠アプリ(睡眠トラッカー)は、自分の睡眠を「見える化」できる便利なツールです。
活用法 → 睡眠習慣の記録、スマートアラーム、生活改善のきっかけに
メリット → 客観的把握・モチベーション向上・健康管理に役立つ
デメリット → 精度の限界・データへの依存リスク・スマホ利用の逆効果
大切なのは、データに振り回されるのではなく「改善のヒント」として上手に使うこと。
睡眠に悩む方にとって、使い方次第で睡眠アプリは心強いパートナーになり得ます。

眠りを整えるためには寝具選びもとても重要です。
体に合ったマットレスや枕を使うことで、
睡眠の「質」はぐっと高まります。
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ご興味のある方は、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
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参考資料・参考文献・資料:

  • 厚生労働省 e-ヘルスネット「快眠と生活習慣」
    https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-001.html
  • Harvard Medical School. “Blue light has a dark side.”
    https://www.health.harvard.edu/staying-healthy/blue-light-has-a-dark-side
  • Ko, P. R., Kientz, J. A., Choe, E. K., Kay, M., Landis, C. A., & Watson, N. F. (2015). Consumer sleep technologies: a review of the landscape. Journal of Clinical Sleep Medicine, 11(7), 703–710.
  • Scott, H., Lack, L., & Lovato, N. (2020). A systematic review of the accuracy of sleep wearable devices compared to polysomnography. Nature and Science of Sleep, 12, 851–874.

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