40代・50代で夜中に目が覚めやすくなるのはなぜ? 年齢とともに変わる睡眠

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40代・50代で夜中に目が覚めるのはなぜ?

はじめに

「若いころは朝までぐっすり眠れていたのに、最近は夜中に目が覚める」
「トイレに行きたくなったり、ちょっとした物音で起きてしまう」
40代・50代になると、こうした睡眠の悩みを感じる人が一気に増えてきます。
実はこれは 気のせいでも、意志の弱さでもありません。睡眠は年齢とともに「質」が大きく変化することが、睡眠科学の研究で明らかになっています。今回は40代・50代で夜中に目が冷めやすくなる要因について見ていきましょう。

1. 40代・50代になると睡眠はどう変わる?

40代・50代になると夜中に目が覚めることが多くなりますが、それはどうしてでしょうか?
(1)「深い眠り」が減少する
睡眠は大きく
● ノンレム睡眠(深い眠り)
● レム睡眠(浅い眠り)
に分かれています。このうち、最も回復効果が高い「深いノンレム睡眠」 は、30代後半から徐々に減少し、40代・50代では20代の頃と比べて大きく短くなることが分かっています。
深い眠りが減る → 睡眠が浅くなる → 物音・光・体の違和感で目が覚めやすくなる
これが、中途覚醒が増える大きな理由です。
(2)体内時計の「前倒し」が起こる
加齢とともに、体内時計は少しずつ朝型方向へシフトします。
● 夜は早く眠くなる
● その分、朝も早く目が覚める
この変化が、「夜中3〜4時に目が覚め、そのまま眠れない」という 早朝覚醒 として現れることがあります。

2. ホルモン変化と夜間覚醒の関係

(1)女性:エストロゲンの低下
「深いノンレム睡眠の減少」や「体内時計の前倒し」加えて40代・50代の睡眠はホルモン変化の影響も大きく受けます。
40代後半〜50代の女性では、更年期に差しかかり、女性ホルモン(エストロゲン)が大きく変動・減少します。エストロゲンは
● 自律神経を安定させる
● 体温調節を助ける
● 睡眠を深める
役割を持つため、低下すると
● 寝汗
● ほてり
● 動悸
などが起こり、夜中に目が覚めやすくなるのです。
(2)男性:テストステロンの緩やかな低下
男性も40代以降、テストステロンが少しずつ減少します。
これにより
● 睡眠の安定性が低下
● 夜間の覚醒が増える
といった変化が起こることが報告されています。

3. 夜中に目が覚めやすくなる「生活要因」

また、40代・50代は20代、30代に比べそもそも体調や生活に様々な変化が訪れる時期でもあります。
トイレ覚醒(夜間頻尿)
加齢により抗利尿ホルモンの分泌が減り、夜間の尿量が増えやすくなります。
ストレス耐性の低下
40代・50代は
● 仕事の責任
● 家族・親の問題
● 将来への不安
などが重なり、脳が完全に休みにくくなります。
睡眠の「回復力」が落ちる
若い頃は多少夜更かししても回復できましたが、この年代では睡眠負債がたまりやすく、解消しにくいのが特徴です。
こういった事が複雑に絡み合い頻繁に夜間に起きてしまう事に。。。

4. 40代・50代の夜間覚醒を減らすための対策

このように40代・50代になると夜間に目を覚ますことはある意味仕方ない事と言えますが、だからといって対策が全く無いわけではありません。
(1)「睡眠時間」より「睡眠の深さ」を重視
長く寝ようとするより、
● 就寝前のスマホを控える
● 寝室を暗く・静かに
● 寝る90分前に入浴
など、深い眠りを邪魔しない習慣を優先しましょう。
(2)就寝・起床時刻を一定にする
体内時計の乱れは夜間覚醒を悪化させます。休日も含め、起床時刻は±1時間以内が理想です。
(3)夜の水分・アルコールを見直す
● 就寝2時間前以降の大量の水分
● 寝酒
は夜間覚醒の原因になります。特にアルコールは「眠くなるが、眠りは浅くなる」点に注意が必要です。
(4)「目が覚めても焦らない」
夜中に目が覚めても、「また眠れなくなるかも」と焦るほど覚醒が強まります。目が覚める=異常ではないと理解するだけでも、再入眠しやすくなります。

まとめ

40代・50代で夜中に目が覚めやすくなるのは、
● 深い眠りの減少
● 体内時計の変化
● ホルモンバランスの影響
● 生活・ストレス要因
が重なった ごく自然な変化 です。「若い頃と同じ眠り」を求めるのではなく、今の体に合った眠り方へシフトすること が、快眠への近道です。

 

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参考文献・資料

  1. 日本睡眠学会『睡眠障害の診断・治療ガイドライン』
  2. 厚生労働省『健康づくりのための睡眠指針 2014』
  3. Ohayon, M. M. et al. (2004). Meta-analysis of quantitative sleep parameters from childhood to old age. Sleep
  4. National Sleep Foundation “Aging and Sleep”
  5. Harvard Medical School – Division of Sleep Medicine “How Aging Affects Sleep”
  6. 国立精神・神経医療研究センター「加齢と睡眠の質の変化」

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