添い寝はいつまで?親子の距離と睡眠の関係

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添い寝はいつまで?
親子の距離と睡眠の関係

はじめに

夜、子どもが安心して眠りにつくために添い寝を続けているご家庭は多いでしょう。しかし、成長に合わせて親子の睡眠スタイルをどう変えていくかは意外と難しいテーマです。今回は「添い寝はいつまで続けるべきか」「親子の距離が睡眠に与える影響」を最新の知見も交えてご紹介します。

添い寝の役割とメリット

赤ちゃん期から乳幼児期にかけて、親と子の身体的な接触は安心感を与え、夜泣きの回数を減らす効果があるとされています。米国小児学会のガイドラインでも、新生児期は親子同室(room sharing)が推奨されており、1歳未満で起こる「乳幼児突然死症候群(SIDS)」のリスク低減にもつながると報告されています。寝返りや窒息の危険を避ければ、添い寝は親子双方にとって大きな心理的メリットがあるのです。

年齢別の添い寝ガイドライン

子どもの発達段階によって、添い寝を続ける適切な時期は変わります。一般的には以下のような目安があります。

生後0〜6か月:新生児期の安全確保と授乳のしやすさから、親子同室が望ましい時期です。母子の絆を深めるだけでなく、夜間の給餌やおむつ替えにも大きな助けとなります。

6か月〜2歳頃:夜泣きが最もピークを迎える時期ですが、徐々に自己安定できる力も育ちます。このタイミングで「ひとり寝」に移行する家庭も多く、ベッドガードやベビーベッドを活用して子どもの安全を守りながら距離を置くのが一般的です。

3歳〜5歳頃:子どもの自立心が芽生え、「ひとりで寝る」習慣を身につけやすい時期です。ただし、不安が強い場合や夜驚症(ナイトテラー)がみられるお子さんもいるため、急に完全に離すのではなく、少しずつ物理的距離を広げながら心のフォローも並行することが大切です。

親子の距離が睡眠に与える影響

添い寝を続けることで子どもの安心感は維持されますが、一方で親の睡眠の質を下げることもあります。子どもの寝返りや夜泣きに即座に対応できるメリットがある一方、親は浅い眠りになりがちです。特にパートナーと一緒に寝るスペースが狭くなると、深い睡眠が取れなくなり、翌日の疲労感や集中力の低下に繋がることも指摘されています。

また、長期的に添い寝を続けると、子どもの自立心の芽生えを妨げる場合もあります。自分だけで眠りにつく経験が少ないと、いざひとり寝に移行する際に強い不安やストレスを感じやすくなるのです。

スムーズにひとり寝へ移行するポイント

ひとり寝へのステップは、親子どちらにとっても少しずつ進めるのがコツです。まずは親のベッドから少し距離を置き、子ども専用の布団やマットを並べます。慣れてきたら、別の部屋に移動しても安心できるように「お気に入りのぬいぐるみ」や「タオルケット」を一緒に使いましょう。また、就寝前の読み聞かせやおやすみのハグなど、スキンシップの時間を添い寝の代わりに設けると、心の安定が保たれやすくなります。

夜中に子どもが呼びかけたときは、すぐに反応するのではなく、声かけだけで対応するなど、徐々に自己安定力を養うサポートを心がけてください。親自身も、夜間の動線を整理して、子どもとの距離を確保しつつ必要なケアをできる環境づくりをしましょう。

まとめ

添い寝の終わりどきは「子どもと親の両方が深い眠りを取れる距離感」をつくるタイミングです。
添い寝は赤ちゃん期から乳幼児期にかけて非常に有効な安定手段ですが、子どもの成長とともに「ひとりで眠る力」を育むことも重要です。
一般的には3~5歳頃までにステップを踏んで距離を広げていくのが目安。親子双方が深い眠りを取れるよう、少しずつ距離を置きながら、おやすみ前のスキンシップや安心グッズを活用してスムーズに移行していきましょう。

また、眠りを整えるためには寝具選びもとても重要です。

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