ストレートネックは眠りを悪くする? ― 首のカーブと睡眠の質

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ストレートネックは眠りを悪くする?

はじめに

「眠りが浅い気がする」、「寝ても首や肩が疲れやすい」、「朝起きると頭が重い」。
こうした悩みを抱える人の中には、ストレートネック(スマホ首)が原因になっているケースがとても多くあります。しかし、現代では、スマホ・PC使用が日常化し、10〜40代の約7割が「軽度〜中度のストレートネック傾向」とも言われています。そこで、この記事では、ストレートネックが睡眠に与える影響についてわかりやすく解説したいと思います。

1.ストレートネックとは?

本来、首(頸椎)はゆるやかな前弯カーブを持っています。このカーブは:
● 頭の重さ(約4〜5kg)を分散する
● 呼吸や嚥下を滑らかにする
● 血流を確保する
という重要な機能があります。しかし、
● スマホを見る姿勢(うつむき)
● デスクワーク
● 猫背
● 枕の不適切な高さ
といった状態が続くと、カーブが失われ、首がまっすぐに伸びた状態(ストレートネック)になります。この姿勢変化が、夜の眠りに大きく影響するのです。

2. ストレートネックが「眠りを浅くする」仕組み

(1)首まわりの筋肉が常に緊張している
ストレートネックでは、
● 僧帽筋
● 肩甲挙筋
● 胸鎖乳突筋
などの筋肉が慢性的に緊張します。この緊張が副交感神経の働きを妨げ、眠りに入りにくい・夜中に目が覚めやすい状態になります。
(2)呼吸が浅くなる
首が前に出ると、胸郭が縮まり、呼吸が浅くなります。浅い呼吸は睡眠の質を下げる代表的な原因で、
● 深いノンレム睡眠が減る
● 夜中に覚醒しやすくなる
● 酸素の供給が低下する
などの影響が出ます。
(3)枕が合いにくくなり、違和感で目が覚める
ストレートネックの人は「正しい枕の高さが複雑化」 してしまいます。
● 普通の枕だと首が浮く
● 高い枕だと首が折れる
● 横向きで肩がつぶれやすい
このように、寝姿勢が安定しないため「寝返りが増えて眠りが断片化」しやすくなります。
(4)脳への血流が乱れやすい
首の角度が不自然になると、脳へ向かう血流(椎骨動脈)が制限されることがあります。これにより、
● 頭痛
● めまい
● 朝の倦怠感
などが生じ、熟睡感を下げる原因となります。

3. ストレートネックの人に起こりやすい睡眠トラブル

● 寝つきが悪い
● 夜中に何度も起きる
● 熟睡感がない
● 朝起きた時に首が痛い
● 枕が合わないと感じやすい
● 日中にボーッとする
これらはすべて、姿勢 × 自律神経 × 呼吸の乱れから生じる典型的なサインです。

4. 今日からできる改善ポイント

(1)寝る前の「胸・肩・首ゆるめ」ストレッチ※強く揉む必要はありません
肩をすくめてストン(10回) ⇒ 首をゆっくり前後左右に倒す ⇒ 深呼吸+肩甲骨を動かす
筋緊張がゆるむだけで、翌朝の体の軽さが変わります。
(2)スマホの角度を「目線の高さ」に
スマホを見る角度が変わるだけで、首の負担は“4〜5倍→1倍”まで減らせます。
(3)枕は「首のカーブ」を基準に選ぶ
ストレートネックの場合、高すぎる枕はNG、かといって低すぎてもNGで、頸椎のカーブを保つ形が最重要となってきます。首だけを持ち上げる低いロール枕や、高さ調整できる枕が相性良い傾向があります。
(4)胸郭を広げる昼のストレッチ
胸の筋肉(大胸筋)が硬いと首が前に出やすくなるため、昼間のこまめなストレッチが睡眠にも直結します。
(5)寝室環境(寒さ・枕・姿勢)の見直し
ストレートネックの人は「仰向け」が楽になりにくいため、
● 肩がつぶれにくい横向き寝
● 薄めの枕(首を支えるタイプ)
● 腰と肩の負担を分散するマットレス
が睡眠の質を大きく改善します。

まとめ

ストレートネックは、
● 首の緊張
● 呼吸の浅さ
● 血流悪化
● 寝具・姿勢の崩れ
を通して、睡眠の質を大きく左右する原因になります。逆にいえば、首のカーブを取り戻す工夫をするだけで睡眠が深くなり、疲れが取れやすくなる人も多いのです。毎日の姿勢と夜の習慣を見直すことで、「眠れる首」を取り戻していきましょう。

 

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参考文献・資料

  1. 日本睡眠学会『睡眠と身体痛・姿勢の関連』
  2. 厚生労働省『健康づくりのための睡眠指針2014』
  3. Harvard Medical School – Division of Sleep Medicine
    “Neck Posture and Sleep Quality”
  4. National Sleep Foundation “Technology, Posture, and Sleep”
  5. Walker, M. (2017). Why We Sleep.
  6. 国立精神・神経医療研究センター「姿勢と自律神経の関係」

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