世界の睡眠事情:デンマーク~赤ちゃんのお昼寝は外?北欧ならではの睡眠文化

目次

この記事は 約5分 で読めます。

北欧ではなぜ赤ちゃんを外でお昼寝させるのか?

はじめに

こんにちは!「世界の睡眠事情」シリーズ、第8回をお届けします。
今回は前回のフィンランドに引き続き、北欧の国デンマークをご紹介したいと思います!
デンマークといえばフィンランドなどと並び「幸福度が世界トップクラスの国」として知られていますが、その暮らしぶりには私たち日本人からすると驚くような習慣があります。特に有名なのが デンマークを中心に北欧地域で見られる「赤ちゃんを外でお昼寝させる」 というもの。寒い冬でもベビーカーごと外に置いて昼寝させる姿は、観光客にとって衝撃的な光景かもしれません。
今回は、このユニークな睡眠文化について詳しく見ていきましょう!

1. 外国人が驚く文化の違い

デンマークを訪れた旅行者が驚くのは、日中カフェやレストランの外にベビーカーがずらりと並び、その中で赤ちゃんが眠っている光景です。親は店内でコーヒーを楽しみながら、赤ちゃんは外でお昼寝。これが社会的にごく自然な習慣として受け入れられています。
一方、他国から見ると「赤ちゃんを外に置き去りにしているのでは?」と映ることもあり、実際にアメリカや南欧からの移住者が警察に通報してしまった例もあります。文化の違いを象徴するエピソードと言えるでしょう。
防犯面や安全面を考えると難しい部分もありますし、日本でも「赤ちゃんだけを外に寝かせる」という発想はほとんどありませんよね。

2. 赤ちゃんはなぜ外で眠るのか?

デンマークでは「新鮮な空気が健康に良い」という考え方が強く根付いています。
親たちは「外気の中で寝ることで、赤ちゃんは風邪をひきにくく、ぐっすり眠れる」と信じています。
実際に多くの家庭では、昼間の1〜3時間を外で過ごすことが当たり前とされ、保育園でもベビーカーを並べて園児を外で昼寝させる風景が見られます。

3. 寒さ対策は万全

もちろん、冬の北欧は気温が氷点下になることも珍しくありません。
そのため赤ちゃんは
● 厚手の防寒着
● 毛布やフリース
● フード付き寝袋
などで何重にもしっかり包まれます。
当たり前ですが、決して「寒さの中に放置する」という事ではなく「冷たい空気を取り入れながら安全に暖かくして眠らせている」のです。

4. 保育園でも取り入れられる「アウトドアナップ」

デンマークの保育園では、昼寝用のベビーカーが園庭やバルコニーにずらっと並びます。先生たちは一定時間ごとに見回りをしながら、子どもたちは毛布にくるまって外気の中で眠ります。
「外で寝るほうが長く、深く眠れる」という調査結果もあり、この習慣は教育現場でも積極的に支持されています。
研究によれば、外気の中で眠る赤ちゃんは
● 室内で寝るよりも平均して 30分〜1時間長く眠る
● 体温の変化が安定し、睡眠の質が高まる
● 風邪をひきにくくなる効果がある
という報告があり、親たちの間にも「自然の環境が一番の育児サポート」という考え方が広がっています。

まとめ

デンマークをはじめとする北欧地域では赤ちゃんを外でお昼寝させるという大胆でユニークな睡眠文化があるんですね。
防寒を徹底しつつ新鮮な空気で深い眠りを得る
睡眠を「室内だけの行為」と考える日本人にとって大きな驚きですが、「自然と共に生きる」という北欧ならではの考えが良く表れている習慣といえます。

 

眠りを整えるためには寝具選びもとても重要です。
体に合ったマットレスや枕を使うことで、
睡眠の「質」はぐっと高まります。
当社では、“こんな眠りが欲しかった”をコンセプトに、快適な寝具をご提案しています。
ご興味のある方は、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
▶︎ グースリーマットレスで快眠体験へ

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


TOP